本展について
博物館には、動物の剥製や骨格がたくさん収蔵されています。
それらの資料は大変貴重なものなので、多くの場合持ち出したり触ったりすることができません。
そこで、収蔵資料の3Dデータを取得、立体出力したものでレプリカを作成し、展示への活用方法を模索しました。
今回は動物の骨格標本から「手=前肢」を主題とし3Dデータを取得し、ヒトのスケールに合わせて立体出力。
正確な骨のレプリカを作成しました。
本展では、それらのレプリカの展示とともに、動物の絵画や彫刻、骨の3Dデータを用いたVR体験
子ども向けの教育プログラムなど、さまざまな展示を行います。
そのなかで、自然史標本のデジタルデータ化が芸術、教育の世界とどうやってつながっていくのか、
また今後どのように活用の幅を広げることができるか、その可能性を探ります。
***
開催概要
本展は終了いたしました。来場者は9日間で2,700名!たくさんのご来場ありがとうございました。
動物のからだ展実行委員会一同
開催日時
2019年2月16日(土)〜2月24日(日) 10:00〜18:00
会場
入場料
無料
※会場内、撮影・スケッチ自由です。
イーゼルや椅子を貸し出しいたしますので、お近くのスタッフにお声がけください。
本展に関するお問い合わせ
動物のからだ展実行委員会
dou.karada※gmail.com(※を@マークに変えてご連絡ください)
協力
独立行政法人国立科学博物館
大阪市立自然史博物館
きしわだ自然資料館
福井県立大学恐竜学研究所
池田市立五月山動物園
本展の見どころ
「動物のかたち」ってどんな展示?見どころを少しご紹介!
見どころ1
3Dデータを利用したレプリカ
博物館や研究機関に収蔵されている骨格標本を3Dデータ化し、3Dプリント。精巧なレプリカを作成しました。大きさを変えてみたり、触れる展示を作ったり、様々な利用方法を探ります。
その他、自然史標本のデジタルデータ化の可能性を模索します。
見どころ2
動物をモチーフにした作品
絵画や彫刻など、動物をモチーフに制作された作品を展示。美術解剖学に基づいた観察が、どのように作品に生かされているか間近で体感してみましょう。
見どころ3
体験型コーナーも充実!
ゲーム制作会社にご協力いただき、博物館の収蔵資料から「骨格パズルVR」を制作!
ぜひ会場で体験してみてください。→開催スケジュール
他にも、大人も子どもも楽しめるハンズオン展示など体験型の展示がたくさん。
見どころ4
本展の関連イベントも開催。
2/16(土)、17(日)、23(土)、24(日)には、本展出展者による講演会などのイベントを開催します。参加したあとは、よりいっそう展示を楽しむことができるはず!制作秘話が登場するかも!?
→詳細はこちら
出展者
「動物のからだ」展出展者を紹介します。
※アイコンをクリックすると各出展者のWebサイト、SNSアカウントにアクセスできます
イベント
開催期間中、様々なイベントを開催いたします。
随時情報更新中!
●ワークショップ 「おきにいりの手を描こう」
2月23日(土)11:00〜12:00
講師:西澤真樹子
定員 30名くらい
対象 こどもから
必要なもちもの 特になし
はがきサイズの紙に、展示されているたくさんのホネ、はくせい、レプリカ、などの中からひとつえらんで描いてみましょう。
会期終了後、出展作家たちのコメントをつけて投函します。
材料がなくなりしだい終了。
●骨格パズルVR
デジタルコンテンツ制作会社、(株)Skeleton Crew Studioにご協力いただき、博物館の収蔵資料から取得したデータを利用し制作した「骨格パズルVR」。
体験可能日時は以下のとおりです。
【VR体験可能日】
・2月16日 (土)13:00-17:00(終了しました)
・2月23日(土)13:00-17:00※事前お申し込み不要
※混雑時はお待ちいただく場合があります。
●公開製作 前肢のドローイング
2月24日(日)午後〜
講師:小田隆
会場に展示された自然史標本を、講師の小田隆さんが公開でドローイング制作します。
(2/17の続きです)
参加者のみなさんにも自由にスケッチしていただけます。途中参加、途中退出も自由です。
小田さんと一緒に、動物の前肢をスケッチしてみませんか?
持ち物:スケッチブック、鉛筆など
参加可能人数:20名程度
事前申込不要、先着順
※絵の具のご使用はご遠慮ください
●オープニングパーティ(終了しました)
2/16(土)18:00-20:00
会 場:大阪デザイン振興プラザ 交流サロン(ギャラリーと同じフロアです)
参加費:1000円(事前申込み不要、当日受付)
「動物のからだ展」の初日、出展作家や研究者、プログラマーを囲んでオープニングパーティーを開催します。軽食、ドリンクつき。交流を楽しみましょう!
●ワークショップ
「iPhoneがあれば、誰でも出来る? 実際にフォトグラメトリ―をやってみよう!」(終了しました)
2月16日(土)16:00〜17:00
講師:森健人
Qloneという無料アプリを利用して、タヌキの頭骨を撮影します。iPhone又はiPadをお持ちでしたら、アプリをダウンロードしてワークショップにご参加ください。定員20名。
※参加ご希望の方は、あらかじめiphoneで以下のアプリをインストールしておいてください。
App名: Qlone - 3D Scanning Solution、デベロッパ: EyeCue Vision Tech https://itunes.apple.com/jp/app/qlone-3d-scanning-solution/id1229460906?mt=8
●レクチャー「前肢の美術解剖学」(終了しました)
2月17日(日)11:00〜12:00
講師:小田隆
「前肢の美術解剖学」前肢は、動物たちの生きざまを表す特徴的な部位です。骨格から筋肉にいたるその構造を、「うつくしい美術解剖学」の著者によるレクチャーで学びましょう。
参加可能人数:30名程度
事前申込不要、先着順
●トークイベント「大きなクジラも手のひらサイズーフォトグラメトリーと博物館」(終了しました)
2月17日(日)14:00-14:45
講師:森健人
フォトグラメトリー(Photogrammetry)は対象物を様々な角度から撮影した複数の画像を合成することで、コンピューター上で立体的なモデルを作り上げる手法です。もともと気象観測、建築、測量、地図作成といった分野で発展した3DCG作成法ですが、近年フォトグラメトリーソフト、および3Dプリンタの品質向上、価格の低下等にともない、博物館における3DCGモデルの利用価値は大いに向上していると考えられます。森さんが国立科学博物館で実際に行ってる、博物館標本を3DCG化し小さくする方法とその可能性についてお話しいただきます。
●トークイベント「3Dプリンターでの骨格標本レプリカ制作」(終了しました)
2月17日(日)15:00〜15:45
講師:吉田雅則
博物館には普段展示で利用されている以外にもたくさんの標本が保管されていますが、それらは大変貴重な資料なので見たり触ったりする機会はあまり多くありません。今回は、それらの貴重な標本をデジタル技術によってスキャンし、3Dプリンターで複製。気軽に触れることができるレプリカを制作しました。このトークイベントではこうした活動を行うきっかけや過程などを詳しくお話したいと思います。
●公開製作 前肢のドローイング(終了しました)
2月17日(日)13:00〜17:00
講師:小田隆
会場に展示された自然史標本を、講師の小田隆さんが公開でドローイング制作します。
参加者のみなさんにも自由にスケッチしていただけます。途中参加、途中退出も自由です。
小田さんと一緒に、動物の前肢をスケッチしてみませんか?
持ち物:スケッチブック、鉛筆など
参加可能人数:20名程度
事前申込不要、先着順
※絵の具のご使用はご遠慮ください
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会場アクセス
大阪デザイン振興センターODPへのアクセス方法
大阪デザイン振興センター
大阪市住之江区南港北2-1-10 ATCビルITM棟10F
地下鉄・ニュートラムをご利用の場合
梅田・心斎橋・なんば方面から地下鉄中央線に乗り換え、「本町」駅からコスモスクエア経由で約18分「トレードセンター前」駅下車直結
地下鉄四つ橋線住之江公園から約16分「トレードセンター前」駅下車直結JRをご利用の場合
環状線「弁天町」駅から地下鉄中央線に乗り換えコスモスクエア経由で約15分「トレードセンター前」駅下車直結バスをご利用の場合
堺東・堺~ATC(大阪府咲洲庁舎前)間を結ぶ南海バス「南港線」を運行。主催
動物のからだ展実行委員会
dou.karada※gmail.com
(※を@マークに変えてご連絡ください)
本展はJSPS科研費16K00731の助成を受けた「地域博物館の有する骨格標本を3Dプリンターを用いて活用する手法の開発と実践」及び JSPS科研費17K12967の助成を受けた「フォトグラメトリによる博物館動物標本の三次元モデル化及び公開方法の模索的研究」の成果報告として実施されます。
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